【書籍】うつ病でも介護士【介護本】

うつ病介護士逃げても辞めてもいい介護の本

うつが良くなってきた。
そろそろ仕事を探したい。
前を向き始めたあなたへ。

渡辺河童著「うつ病でも介護士」が読みやすかったです!

重度うつ病から介護士への人生這い上がり実録コミックエッセイ

Kindle書籍 この本の情報より引用

本書は44ページとお手軽サイズのコミックエッセイですので、サクッと読めますよ!

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うつ病でも介護士の内容をザックリ解説!

Photo by Ergita Sela on Unsplash

無料で資格取得する方法や、40代でも入社できたこと、意外と時給が高い事が描かれています。

うつにより著者自身がホームヘルパーを利用。
そこで介護士という仕事を知り資格取得のため介護施設を職場体験して介護士として働き始めます。

うつの辛さ、働き始める不安など描かれていますよ。
あと絵がかわいいです。

本の概要について内容を厳選してお伝えしますね!

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どんな本だった?

一度うつ病になってしまうと自分を肯定できずつらい日々が続きますが、こんな方法で 人生をやり直している人間もいる…という指針になれば幸いです。

うつ病でも介護士 まえがきより引用
Photo by Joshua Rawson-Harris on Unsplash

作中で病院のシーン。
「辛くなったらすぐ辞めること」
これを精神科医と約束する場面があります。

ここ、非常に大きなポイントです。
しばらく社会から距離を置いていると過去の体験を思い出して人が怖くなります。
働き始めたら辞めては(逃げては)いけない風潮もあります。

ですので社会復帰は思う以上にハードルの高いもの。
その負担を軽くしてくれるとても良い言葉だと思いました。

うつは無理をしてしまうと悪化してしまいます。
しかし、何もしなくても毎日が辛い。

その狭間で苦しんでいる時に、とても救いになる言葉です。

逃げていいんです。
辞めていいんです。

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初めての介護拒否

初めての介護拒否
Image by Wokandapix from Pixabay

介護士としての初のハードルである介護拒否。
筆者の対応が胸に刺さりました。

筆者は男性。
利用者は女性。

同性介護が基本とはいえ、異性介護もまだ多いのも事実です。
女性が男性に股間やお尻を拭いてもらう。
認知症があっても無くても、かなり抵抗がありますよね?

仕事での対応なので介護士は気にしませんが利用者さんはそうはいきません。
介護拒否をクリアするのはプロでも難儀する場合が多いのです。

筆者は自身の床ずれ(とこずれ)体験を話し、人生観を語ります。
それに心を動かされた利用者さんはオムツの交換を任せてくれるようになりました。

心の通った介護って、多分こういうものなんだろうなって思いました。

うつ病でも介護士 より
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まとめ

うつからの復帰は怖いけれど、辛ければ辞めてもいい!
寛解して仕事を始めたい方には介護が始めやすいですよ。

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補足

介護は離職率の高い職種です。

しかし裏を返せば就職しやすい職種でもあります。

私自身もうつ病介護士でしたが、寛解後の対策を書いた記事はこちら。

著者のように弱った経験のある方なら、高齢で弱った方々の気持ちが理解しやすいですよ。

断言できる理由は、私自身うつであった事もあり転職を繰り返していたからです。

自分自身が弱かった経緯がありますので、認知症の利用者さんも含めて弱っている高齢者の気持ちがある程度ビジュアル化されて理解できます。

個人的なオススメ施設は
グループホームと介護老人保健施設です。

関わりを大切にするのがグループホーム、リハビリ中の方を対象とするため知識と技術が向上するのが介護老人保健施設です。

特にオススメなのはグループホームです。
ザ・施設!って感じの所よりも家庭的な雰囲気を重視するタイプの施設なので楽しんで働けましたよ。

それでは今回はこの辺で。


うつ病と戦いながら介護士になった実録コミックエッセイ (河童堂)

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